知らない人ともいつのまにか仲良し日本中に友達ができてた〜ドラクエX〜
3年前のその時、私は出口のない暗闇を走っていたーーーーーー
その日は在宅勤務をしている私の唯一の月1の出社日で取引先で打ち合わせをしていた。
普段ほとんど人と話さない私は取引先でもカミカミでプレゼンをしていた
「あああ、あ、はい!あ、はいそんな感じで!はいはい。はいいい」
(今日もうまく話せなかったなあ、最初と言ってること変わってきてるのに
そこんとこうまく追求できなかった・・・)
落ち込みながらコンビニでメロンパンと野菜ジュースを買い
夜の街を小走りで家路に帰る私。
ーーーーーーーこんな感じに
大好きな仕事をしていたはずなのにどうしてこんなにしんどいんだろう
どんなに頑張ってもなんで心は満たされないんだろう
友達とも遊べないし、恋人もできない
私何がしたかったんだっけーーーー
ただいまと言っても誰も返してくれない部屋に入り、電気をつける
溜まってきたチラシと手紙を分別してハサミで個人情報を切リ刻む
水道水をコップに貯めて一気に飲みほすと
買ってきた野菜ジュースとメロンパンで今夜の晩酌をする
風呂に入っても取れなかったもやもやが
6畳一間に敷いた布団の中まで追いかけてきた
私は決意した
そうだ、冒険のたびにでようーーーーーーーー
BGMチャチャ〜〜ちゃっちゃっちゃ〜〜チャチャチャ〜〜
…砂漠の国アラハギーロにて1人黙々とはやぶさの剣でスカラベキングをたおす日々
ここで私友達できるかな…
その時の私はまだ知らない、3年後
超ヘビーユーザーと化した私が毎日インして、エンドコンテンツのタイムアタックをすることになることを…そしてそして
こんなに友達ができることを私はまだしらなかったのだ。